緑萌ゆる季節

ソメイヨシノに目を奪われている間に、落葉樹の芽吹が始まり、地味な花もあちこち咲いている。スギやヒノキも同様。でも花と思っていない人が多いかも。 上はヤマグワの花。サクラより期間が長く、かれこれ2週間位…

ツバキを見て被子植物の生殖を思う

今年のツバキは花が多く、咲く期間も長い。風が吹くことも多くツバキの花はポタポタと花弁ごと落ちる。ここがサザンカとの大きな違い。地面には、沢山の雄しべを観察することができる。 花弁ごと花が落ちるが、雌し…

ツバキ満開。風強く寒い

ツバキが咲き乱れる  3月7日。ここ数日、天候の変化に体を合わせるのが必死だ。15℃を超えるぽかぽかの日もあれば、雪が降ったり、風が強かったりする。昨日も気温が14℃になるという予報だったので、街路樹…

春はもうそこに

極寒と明るい日差し 久しぶりの投稿です梅干し。朝はほぼ0℃、はれ。関東はただ寒いだけだが、寒波で日本海側は大雪の予報が出ている。冬至から2カ月。春分まで1カ月。11の樹木を選び、幹の肥大成長を2週間に…

ようやく落葉の時

針葉樹の落葉  11/23急にサワラの葉が落ち始めた。落葉は広葉樹だけの特権ではない。常緑の針葉樹にもやってくる。なかでもヒノキ科、サワラの葉は柔らかく優しい。途中の枝葉にあまり引っ掛からずサラサラと…

枯死木の大枝落下

音はすれども姿は見えず  少し前の話になるが、気になっていた大枝が落下した。大径木のコナラが枯れて1年数カ月。折れた場所は頭上はるか上、12mくらいか。写真を撮った前の日の夜、誰もいないし、何もしてい…

子供から大人まで

 人の話ではない。木の話。森ではほぼ、生まれたばかりの実生から、幼木、若木、成木と様々な樹木の顔を同時に見ることができる。今回は、クスノキを例にとり、順に紹介していく。ここ、天神山ではクスノキ(Cin…

例年にない照葉の落葉

この春、しきりに大風が吹いた。そして今でも毎日のシラカシの葉が落ちてくる。芽吹きの準備が整ったからだろうと見ているが、他の理由もあるのかもしれない。 ところが、場所によって葉の落ち方が違う。風道と言っ…

秋になった

酷暑で我が身もやられて、久しぶりの投稿になった。この夏はあり得ないくらい暑かったが、夏のあいだは、鳥も虫も活動が鈍く、蝉さえも少なかったような気がする。夏枯れで活動を諦めていた植物も、9月に入り再び枝…

巨木の樹冠に異変が

中央上部の樹冠の葉の色が変色し、茶色になっている。この木は、天神山で樹高が最大のシラカシである。胸高直径(DBH)も70cmある。おそらく今年の新葉が変色したようだ。 原因はいくつか考えられる。まず、…