
9月後半というのに、前日東京は最高気温35℃の猛暑日。こちらも、とても暑かった。写真では見えにくいが、正面の細い幹が見えるサワラの木が枯れてしまった。一見枯れてしまったように見えても、復活する木はあるのだが、このサワラ(椹)の木は、葉は高いところにわずかあるだけで、この3年間、幹周囲長は全く成長していない。樹冠長率は、おそらく30%程度、現状維持が精一杯だった。

樹高は19mはあるというのに胸高直径は、28.3cm、この樹高にしては極端に細い。枯れる姿を見た途端、暑さで水を上げられなかったのかと思ったが、急に枯れるのもおかしい。思い当たるのがスギカミキリだ。
スギカミキリは、内樹皮の師管部分を食い荒らす。食い荒らしたテクスチャーも味があるというので、床柱になることもある。

さて、この大木、どうやって伐って、何を作ろうか。