例年にない照葉の落葉

この春、しきりに大風が吹いた。そして今でも毎日のシラカシの葉が落ちてくる。芽吹きの準備が整ったからだろうと見ているが、他の理由もあるのかもしれない。 ところが、場所によって葉の落ち方が違う。風道と言っ…

森のミクロ

カメラのアクセサリー、フラッシュディフューザーを買った。森の細かい部分が見えるので、今回はそれを紹介。まずは幹肌から。 幹肌 ヤブツバキの幹肌。スベスベしているが細部に凹凸がある。濡れたら水が流れやす…

芽吹きの季節

寒かった3月が終盤になって、一気に暖かくなってきた。いつもの年ならソメイヨシノも散っている頃だか、東京の開花は3月29日。ここ10年でもっとも遅い。 菜の花は既に満開で、開花や芽吹きに変調あり。ここで…

秋になった

酷暑で我が身もやられて、久しぶりの投稿になった。この夏はあり得ないくらい暑かったが、夏のあいだは、鳥も虫も活動が鈍く、蝉さえも少なかったような気がする。夏枯れで活動を諦めていた植物も、9月に入り再び枝…

待望の雨

 久しぶりに雨らしい雨が降った。今年の夏は、今までにない高温と雨の降らない日が続いていた。都市部の高温は、地球温暖化の影響より、ヒートアイランド現象の影響の方が圧倒的に大きい。それが、私の持論だったが…

スズメバチとの距離感

6月22日に夏至を迎えた。10日ほど前からスズメバチが活発に活動するようになった。4月からオオスズメバチの女王は単独であちこちで活動していたが、やや小さめのハチが体の近くをよく横切るようになった。上の…

サクラは育つか

2月に林縁にサクラ(エドヒガン)を植えた。天神山にしては光が当たる場所だと思ったが、ここは成長が悪い。樹木医の先輩から「サクラの木は敏感で脇に誰がいるか、上に誰がいるかわかっている。だから、周囲を避け…

山の小さな花と蕾

ふと足下を見ると、白い小さな花が落ちていた。この季節、ちょっと見回せばあちこちで蕾や実や小さな花に出逢う。写真はネズミモチ。実は女貞子といって若返りの薬効があり人気だ。 こちらはヤブニッケイの蕾。クス…

マグノリア、マグノリア、マグノリア!

 世間はサクラの開花で騒がしいが、天神山には、この冬植樹した苗以外にサクラはない。そのかわり、マグノリアの代表格、ハクモクレンが満開だ。樹高17m、胸高直径27㎝の堂々たる大木である。幹は柔らかく登る…