
世間はサクラの開花で騒がしいが、天神山には、この冬植樹した苗以外にサクラはない。そのかわり、マグノリアの代表格、ハクモクレンが満開だ。樹高17m、胸高直径27㎝の堂々たる大木である。幹は柔らかく登るには勇気がいる。満開の期間は短く2、3日もすれば、花びらが開き、落ち始める。この「花びら」、正確には花被片といい、ガクと花弁が分化していない。被子植物としては初期に登場したと思われ、APG分類では、単子葉植物の前に分類されている。簡単に言えば、白亜紀に登場した昔の木なのである。1億3千年まえに恐竜や昆虫とともに進化し登場したといわれている。マグノリアの仲間は、他にコブシ、タンザンボク、オガタマノキなどがあるが、花は大きめで匂いが強い。