例年にない照葉の落葉

この春、しきりに大風が吹いた。そして今でも毎日のシラカシの葉が落ちてくる。芽吹きの準備が整ったからだろうと見ているが、他の理由もあるのかもしれない。 ところが、場所によって葉の落ち方が違う。風道と言っ…

芽吹きの季節

寒かった3月が終盤になって、一気に暖かくなってきた。いつもの年ならソメイヨシノも散っている頃だか、東京の開花は3月29日。ここ10年でもっとも遅い。 菜の花は既に満開で、開花や芽吹きに変調あり。ここで…

待望の雨

 久しぶりに雨らしい雨が降った。今年の夏は、今までにない高温と雨の降らない日が続いていた。都市部の高温は、地球温暖化の影響より、ヒートアイランド現象の影響の方が圧倒的に大きい。それが、私の持論だったが…

巨木の樹冠に異変が

中央上部の樹冠の葉の色が変色し、茶色になっている。この木は、天神山で樹高が最大のシラカシである。胸高直径(DBH)も70cmある。おそらく今年の新葉が変色したようだ。 原因はいくつか考えられる。まず、…

5月に真夏日

異変と言ってよいほどの5月での高温。樹木は一体どうなっているのか?ネットの天気を検索したら、3時現在、気温33℃、湿度14%とのこと。当然、樹木の環境にも大きな影響がある。 若葉は、みどりが濃くなる前…

葉面は温度を下げているか?

まだ6月というのに梅雨は明け、酷暑である。今日は37度まで気温が上がるという。現在は32度位か。今日のような日は、植物の活動に変化があらわれるので、観察には最適だ。何日も記録的な高温が続き、土が乾いて…

土のコンディション

梅雨に入りいい天気が二日続いた。風も吹いたので、林床は、思いのほか乾燥している。もちろん、落ち葉をのければ、水気を含んだ土に、分解役の生き物が盛んに活動している。しかし畑や草地では事情が異なる。多く降…

雨上がり梅雨の夕暮

さきほど強い雨が降ったらしい。しっとりと空気が澄んでいる。夕暮時の森は、次第に緑の明度が下がり、やがて闇となる。 夏至に近いこの季節、夕日が横から入る時間は極く短い。ましてや梅雨時、空気が澄んで光が鮮…

森のシュラブ

森というとついつい上を向き、高木に目が行きがちだが、林床に近い低木層や若木、実生などは見どころが多く、森の変化の兆候はこの辺り現れることも多い。何年経っても大きくならない灌木=シュラブと呼ばれる低木に…