芽吹きの季節

寒かった3月が終盤になって、一気に暖かくなってきた。いつもの年ならソメイヨシノも散っている頃だか、東京の開花は3月29日。ここ10年でもっとも遅い。 菜の花は既に満開で、開花や芽吹きに変調あり。ここで…

山の小さな花と蕾

ふと足下を見ると、白い小さな花が落ちていた。この季節、ちょっと見回せばあちこちで蕾や実や小さな花に出逢う。写真はネズミモチ。実は女貞子といって若返りの薬効があり人気だ。 こちらはヤブニッケイの蕾。クス…

外生菌根菌

キノコがまとまって出てきた。今まで知識がなくて分からなかったが、木の周りを円形に囲むようにシロというキノコが列状に発生している。キノコの名前はシロハツモドキ。土から落ち葉を押しのけてでてきた。木の根と…

森のシュラブ

森というとついつい上を向き、高木に目が行きがちだが、林床に近い低木層や若木、実生などは見どころが多く、森の変化の兆候はこの辺り現れることも多い。何年経っても大きくならない灌木=シュラブと呼ばれる低木に…

ニワトコの芽吹き

道路を、挟んで向かい側のニワトコが芽吹き出した。ニワトコの冬芽はぷっくりしていてわかりやすい。芽吹きも冬芽に劣らず特徴的だ。啓蟄。虫たちが動き出す。

ヘリグロテントウミノハムシ

気づいたことがある。上の写真は、ヘリグロテントウミノハムシに穿孔されたヒイラギモクセイの葉だ。40年前に門前の魔除けとして植えたものの、日当たりが悪く、かなり昔から、穴の空いた葉ばかりが目立つ。 ヘリ…

落葉樹の冬芽

この季節には、落葉樹の様々な冬芽が観察できる。おさるさんの顔のような上の写真はセンダン。特徴があるので、葉がなくても間違わない。 クワは、出葉までに芽が大きく膨らむ。まだまだ芽は固い。 頂芽に毛がある…

イヌシデとムクノキ

幼木を見分けるのは難しい。天神山では、ムクノキとイヌシデの実生、幼木がたくさんあるが、葉の落ちる季節になると識別が難しくなる。イヌシデは枝に毛が生えているが、あまりそれがはっきりしない枝もある。葉縁は…