葉面は温度を下げているか?

まだ6月というのに梅雨は明け、酷暑である。今日は37度まで気温が上がるという。現在は32度位か。今日のような日は、植物の活動に変化があらわれるので、観察には最適だ。何日も記録的な高温が続き、土が乾いて…

生田緑地で樹木診断

牧野樹木医から声掛けがあり、土壌診断機器一式を持って、川崎市の生田緑地で樹木診断を行いました。 対象の樹木は、広場に接する科学館前のシンボルツリー。ヒマラヤスギです。幹周は230cmあります。衰退著し…

スズメバチに刺された!

山からの警告 昨日、森の作業中にキイロスズメバチに刺された。オオスズメバチではなかったので、さほど注意を払わずガサゴソ竹を切り出していたが、それが悪かったらしい。森で作業するときには蜂には特に注意が必…

土のコンディション

梅雨に入りいい天気が二日続いた。風も吹いたので、林床は、思いのほか乾燥している。もちろん、落ち葉をのければ、水気を含んだ土に、分解役の生き物が盛んに活動している。しかし畑や草地では事情が異なる。多く降…

雨上がり梅雨の夕暮

さきほど強い雨が降ったらしい。しっとりと空気が澄んでいる。夕暮時の森は、次第に緑の明度が下がり、やがて闇となる。 夏至に近いこの季節、夕日が横から入る時間は極く短い。ましてや梅雨時、空気が澄んで光が鮮…

森のシュラブ

森というとついつい上を向き、高木に目が行きがちだが、林床に近い低木層や若木、実生などは見どころが多く、森の変化の兆候はこの辺り現れることも多い。何年経っても大きくならない灌木=シュラブと呼ばれる低木に…

5月の被食樹木

5月は若葉の季節。盛んに展葉した梢先が美しい季節だ。でも、昆虫、特にイモムシ達が頑張って、その梢先を勢いよく食べる。どの虫がどの樹を食べるかは、年によって違う。私は、あえて食害という言い方は避けたい。…

剪定を抑えてみた

木の力を引き出し、虫を抑制する この季節各地で剪定が盛んだ。このクヌギを見ても、つい剪定をしたくなってしまう。樹形は必ずしも美しいとはいえない。その気持ちを抑え、剪定を保留している。それはなぜか。 数…