
5月は若葉の季節。盛んに展葉した梢先が美しい季節だ。でも、昆虫、特にイモムシ達が頑張って、その梢先を勢いよく食べる。どの虫がどの樹を食べるかは、年によって違う。私は、あえて食害という言い方は避けたい。イモムシが葉を食べ、成長するのは当たり前のこと。また、蝶や蛾になって鳥にたべられるのも自然の営みのひとつ。今年の5月のNo.1は、ネズミモチとトウネズミモチ。マエアカスカシノメイガに食べられて、見た目がちょっと残念だ。毎年同じ傾向かと言えばそうではない。今年は特に、気温の上がり下がりが激しく、虫にとっては繁殖が難しかったのかも。概して、樹木の葉は綺麗だ。

次はモッコクハマキ。鳥に食べられにくいように、うまく葉を使って身を隠している。この程度なら、被食の程度は軽微だ。他には、ヒサカキに付くチヤトゲコナジラミ、モクセイ科に付くヘリグロテントウミノハムシ、シキミに付くハダニ、ハッサクに付くハモグリバエなど。幸い、チャドクガは今年一度も見かけていない。
マエアカスカシノメイガの成虫が、大量発生しているわけではないので、幼虫も成虫も鳥のエサになることが多いのだろう。