
5月のレポートをせぬまま、あっという間に6月入り。特にこの2週間は、1年の中でも成長がピークの時期にあたる。

写真は、難敵のクズのツルをリースにしたもの。ただ、丸めて捨てるのでは能がない。能がないというより、クズの命を全うしていない。飾ることでようやくクズに許してもらった気分だ。

今年は虫も多く、スズメバチもよく見かける。スズメバチを見ると、涙が出るほどうれしい。カマキリには食われるという話もあるが、スズメバチは、昆虫生態系の頂点である。多様な虫達が元気に活動している姿が想像できる。

上の写真のミノも翌日には消えていた。誰かが見つけて食べたのだろう。人に見つかるようでは、命をつなぐのも難しい。

ウメも豊作で40kg収穫した。梅の開花時期に虫が受粉を助けたのだろう。去年と違い安心感のある季節の巡り方だ。

キノコも多くの種類が子実体を付けている。キノコはいわば、菌類の花。虫も多く集まる。



上のチョウは実は特定外来生物のアカボシゴマダラ。数が多すぎて駆除することは難しい。すでに生態系に組込まれ、多様性の一端を担っている気がする。
森を見るには忙しい季節だ。