活発な昆虫たち

梅雨明けはまだだが、7月に入り昆虫たちの活動が活発になっている。5日には、ノコギリクワガタを見つけ、7日にはセミが鳴き始めた。様々なアゲハチョウが飛び交い、夜はコガネムシが光に集まる。

そんな昆虫が騒がしくなる少し前、6月21日の晩に、去年同様ライトトラップを仕掛け、昆虫を集めて記録した。

光に吸い寄せられたケシカミキリ。

去年と比べると種類も豊富、収穫があったと昆虫マニアの樹木医S氏。確かに、虫の量は、去年と比べ格段に多い。温度のせいか、雨のせいか、年によってこうも変化するのかと思う。

驚いたのは、ジャコウアゲハが天神山にもいた事。夜に蝶を見たことも初めてだったが、妖艶な姿にまた驚いた。ジャコウアゲハの幼虫は、ウマノスズクサを食べて育つという。ウマノスズクサはどこかで見たような気がするが、見つけられていない。

こちらはマメコガネ。それほど珍しくない甲虫だが、今、ヨーロッパで400種の植物に脅威を与え、不名誉なことにEUでは、駆除すべき20種の有害生物に指定された。日本原産の侵略的外来種

侵略的外来種アカボシゴマダラチョウ

逆に、駆除する気も無くすレベルで大繁殖しているのが、侵略的外来種、アカボシゴマダラチョウ。日本の国蝶であるオオムラサキと生育環境を取り合う形になるため、ゴマダラチョウやオオムラサキは生息できなくなり駆除しなければならないとのこと。悩ましい。侵入生物データベースアカボシゴマダラチョウ

生息域を共有する昆虫は、在来種が席を奪われることが多いようだ。去年、天神山には在来種のアミガサハゴロモしかいなかったが、今年から、生息域を同じくするチュウゴクアミガサハゴロモが天神山にも現れた。数年後には、チュウゴクアミガサハゴロモが駆逐してしまうそうだ。チュウゴクアミガサハゴロモの観察

最後にあまりにも綺麗だったカラスアゲハを再掲。

追加!

アカボシゴマダラチョウが圧倒しているので、ゴマダラチョウはこの辺では絶滅かと思ったら、クヌギの木の高いところに単独で蜜を吸っていました。皆、たくましい。

手前がゴマダラチョウ。奥に小さく見えるのがアカボシゴマダラチョウ(侵略的外来種)
自然共生サイト管理人。樹木医。松戸市在住。羽黒派修験道 山伏先達。

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