そしてストレッチフィルム巻き

幹にフィルムを巻き付けた

応急処置の翌々日、7月27日に朝からストレッチフィルムを巻き付けた。一昨晩、久しぶりに強い雨が降り、幹も濡れていたので、1日待った。その間でも、木屑は結構増えていた。トップジンやCRC-556の効果は少しはあったらしい。隣のシラカシに新しい穿孔がいくつもできていた。フィルムを巻く前にもう一度、CRC-556をノズル噴霧したところ、中から小さな虫が現れた。朝6時、丁度活動の時間帯だったのだろう。このキクイムシ、見た記憶がある。以前から、この森にいたような気がする。老眼で細かく観察したわけではないので、はっきりしたことは言えないが。

2.5m位の高さまで巻いた

ストレッチフィルムは、幅500mm長さ300m厚さ15μmのものを使った。数えていないが40巻き位はしたと思う。途中、いくつもの虫たちが行き場がなくなり閉じ込められた様相だ。フィルムは腹巻状なので、時間をかければ脱出できるだろう。足元は、実は一番穿孔が多い。ここは、対策を徹底する必要がある。

翌朝7月28日、家に残っていた水性ペンキで酷い部分を被覆。残念ながら全部を塗るほどペンキは残っていなかったが、穿孔の酷い部分は処置できたと思う。その後、根元がすっかり覆われるように入念にフィルムを巻いていった。

地際の処理か難しい

地際は根が張り、末広がりになっているので、どうしても上にずれる。何周も何周も幹の周りを回った。おそらく20周位キイロスズメバチは、ここを餌場にしているのか、ずっと周囲をウロウロしていた。私は、声をかけながら、「刺さないでね」とお願いしていた。

ようやく写真の形になり、4日がかりのカシノナガキクイムシ対策は完了した。

現在の穿孔は、オスのみの状態と思われる。穿孔の深さは浅く、孔の数もそう多くない。これから、メスを呼び、マスアタックが始まる時期である。もし、対策が間に合い、この大径木が枯れずに生き残れば幸いである。

自然共生サイト管理人。樹木医。松戸市在住。羽黒派修験道 山伏先達。

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