木酢の噴霧

木酢液を100倍に薄めて

光が日増しに強くなっている。常緑の葉が上手く光を受けているか気になる頃だ。まず、気になったのがヒサカキ。例年、カイガラムシにやられていたことを思い出し、見てみると、案の定、黒いつぶつぶが。まずは、軍手で、しごいてから、噴霧をはじめた。去年から、木酢噴霧をはじめたが、効果があったようだ。

噴霧は、続いてヤブツバキへ。こちらは、チャドクガが、一昨年、当たり年だった。群棲していれば、葉を食べる音が聞こえるので、耳を澄ませ、目を凝らしながら噴霧する。

さらにネズミモチ。理由はわからないが葉が萎凋して丸まっているところがある。

その次は、シキミ。こちらには、ハダニが付く。既に、葉の色が、点描画のように薄く変色している。効果があれば、嬉しい。

4箇所目は、ヒイラギモクセイ。これには、昔から、ヘリグロテントウミノハムシがついている。共生なのか、被食されるだけなのかよく分からないが、葉には、小さな孔がいくつも空いている。

モッコク

さらに、モッコク。今年は寒いせいか、日に当たる葉が赤くなっている。モッコクハマキに注意が必要で、葉が重なってくっついているところがあれば、大抵そこにいる。

最後は、イヌツゲ。イヌツゲ枝枯れ病に、少しやられている気がする。

いずれにしても、この時期の木酢液には効果があるような気がする。

樹木医三十の会所属。管理人。松戸市在住。羽黒古修験道山伏先達。

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