森の資源を利用する(つづき)

橋脚(両端部材)が決まる

両端の受けを作った

 前回からの続き。丸太を半分に割り、孔を開け、すぐに杖を立ててみたくなり、折りたたみ小椅子に仮置きした。

端部をどうすべきか。半割の丸太は転がらないようにしたい。だからと言って丸太の幅から大きくはみ出させたくない。丸太の両端では径も違う。高さを、変えて上端を水平に揃える必要がある。左側の橋脚を25mm高くした。

それが、ご覧の形。チェンソーワークは酷いものだったが、思ったように納まった。

雨が気になる

 杖立ての場所は一応屋根の下にあるが、屋根に樋が無く、雨垂れの跳ねや、風によって多少濡れてしまう。そこで、簡易的な防腐処理として柿渋を選択した。

柿渋を塗る

柿渋で防腐処理

 以前、台所流し台の水切り食器立てに白木のものを使ったことがある。あっという間ににカビてしまって、対策として柿渋を塗ったら、カビは生えず長く使えた記憶があった。今回の用途には最適と思って、無臭の柿渋を買った。以前使った時は、処理してない柿渋だったので、匂いが強く、辛抱が必要だった。

今回は、無臭。余りの違いにびっくりした。これなら、室内でも濡れるかもしれない。

完成した杖立て

樹木医三十の会所属。管理人。松戸市在住。羽黒派修験道 山伏先達。

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