![](https://tenjin.shinato.co.jp/wp-content/uploads/2021/12/IMG20211224075018-edited-scaled.jpg)
気になる落葉樹がある。樹高13-14メートル位のムクノキだ。虫害か何かでここ10数年来、夏頃から葉を落としはじめる。今年は割と多く葉が残っていた。気温や樹種にもよるが、健全な落葉樹は離層形成といって、葉の付け根にエチレンなどのホルモンが作用して落葉のための細胞が組織される。ここから、葉は分離してきれいに落葉する。この作用が少ないと、葉は枯れたまま枝に残る。
![](https://tenjin.shinato.co.jp/wp-content/uploads/2021/12/IMG20211224080918-edited-scaled.jpg)
しかし、気温が下がらず日照も十分だと、葉からオーキシンというホルモンが葉の付け根に供給され、光合成は継続し、葉は落ちない。ホルモン同士が綱引きをしていて、「落とすのか、落とさんのか」とやり取りをしているのだ。
![](https://tenjin.shinato.co.jp/wp-content/uploads/2021/12/IMG20211224080435-edited-scaled.jpg)
落葉も色々で面白い。