ネズミモチとトウネズミモチ

ネズミモチ

昨日、友人宅でトウネズミモチの実に薬効があり、肝臓、腎臓などに効く強壮剤であることを教わった。ネズミモチはともかく、トウネズミモチは、何かと厄介者で、生態系被害防止外来種となっている。実は、モチやクロガネモチが赤いのに対し、くすんだ紫色をしていて派手さはない。トウネズミモチの実は、女貞子という生薬だと言うので、天神山のあちこちにあるネズミモチを探索したが、既に鳥に食べられ跡形もなかった。やっぱり体にいいのかも。

トウネズミモチ

天神山にはネズミモチもトウネズミモチもどちらもあるが、在来のネズミモチの方が圧倒的に多い。見分ける方法は、実の形で区別するのが一番だが、今日わかったことがある。ネズミモチの葉は固く、トウネズミモチの葉はやや柔らかい。同じような場所に生えていて差があったのでほぼ間違いない。

トウネズミモチを駆除する人は多いようだが、その実は、メルカリで多数出品されているので、駆除する前にご一考を。

樹木医三十の会所属。管理人。松戸市在住。羽黒古修験道山伏先達。

2件のコメント

  1. 青い時は見向きもしない鳥たちが
    今の時期、実がぷっくりと甘くなるのを待ってて
    食べに来るらしいです。

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