夜の昆虫調査

6/15宵、夜の昆虫調査が始まった。言いだしっぺのS氏は樹木医でありながら、昆虫に詳しく、生態系、食物連鎖の視点に気付かされることが多い。今回、白い布に昆虫が反応する波長のライトを当て、集まってくる昆虫を採集したり、写真を撮って、生息を記録したりした。

Google先生によれば、ヨツボシケシキスイ。正式な同定は、S氏の報告を待つが、案外きれいな虫たちも来る。写真を撮って初めて赤い斑点があるのがわかった。夜の世界は色をあまり感じないが、こういう虫を見つけると面白い。

こちらは、セマダラナガシンクイ(Google lens調べ)。どうやら虫好きにファンが多いらしい。ブログにあげている人も多い。樹皮を餌にしているそうで、自身も樹皮に擬態しているようだ。

こちらはアオドウガネ。根切り虫である。中部以西に見られた虫だが、現在、北上中で関東でも普通に見られる。そういえば、子供の頃は見たことなかった虫かもしれない。幼虫は農作物の根を食べ、成虫は葉を食べ害虫として嫌われている。でも、緑に光る甲殻は美しい。

ヒメネジロコヤガと思われるヤガ。今回、ガの集まりが少なく、森に虫が少ないのがわかる。私は写真が下手でなかなか焦点が合わないが、珍しく綺麗に撮れた1枚。

この日は、大雨が予想される前日。この季節にしては、虫は少なかったように思った。参加したH氏も撮り慣れていて、光を当てた布とは別のところで虫を見つけ、写真に収めていた。調査の報告が楽しみだ。

樹木医三十の会所属。管理人。松戸市在住。羽黒古修験道山伏先達。

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