異変と言ってよいほどの5月での高温。樹木は一体どうなっているのか?ネットの天気を検索したら、3時現在、気温33℃、湿度14%とのこと。当然、樹木の環境にも大きな影響がある。
若葉は、みどりが濃くなる前にしおれ気味。呼吸は大きく、光合成はほぼ停止となり、樹に溜まった栄養を使うばっかりになっているはず。本来なら、今の時期、新しい葉が盛んに光合成をして栄養を蓄え、肥大成長といって幹を太らす。「なんて日だ!」という気分だろう。
こんな激しい天候でも、天神山の気象は緩和されている。同じ3時の気温は26℃。7℃も低い。湿度も30%ある。木々に囲まれているお蔭だ。
木々によって環境は作られていく。人によって環境は崩される。おそらく、テレビなどでは、今日の事態を大きく取り上げて報道することだろう。けれど、我々自ら、崩している環境に言及することはまれだ。近年は、悪いことに「地球規模」という言い方で自分たちの至らなさを責任転嫁して、SDG’sを持ち出して、さも、良いことに積極的に関与しているふりをしている。実際は罪を背負い、犯しながら、天に赦しを請うているに過ぎない。謙虚に生きねばと自分に言い聞かせる。