生態系頂点の変化–フクロウは何処にいるのか

昼間は気配もない

冬の常緑樹、落葉樹

10年に1度の寒波が襲来している。1/25の近くの気象台(船橋)の発表では、最低限気温-2.7℃、最高気温2.8℃、最大瞬間風速は、15.1m/secである。ここ数日でシラカシなど常緑の葉がたくさん落ち、林床は緑の葉で敷き詰められている。こんな時は、落葉樹であったらなあと、常緑の木々は思っていることだろう。常緑の木々は、葉をつけているので光合成は続けている。しかし、5℃以下では光は強くても光合成の強度(光合成速度という)はわずかだ。そして、道管は閉塞しておらず、こごえながら頑張っている状態だ。一方、落葉樹は葉を落とすばかりでなく道管も閉塞する。春、出葉する前にまず、根から水を吸い上げながら道管を新たに通す。毎年そんなことをしているとは驚きだが、生命活動を極力低下させているのだろう。

2021年1月

生態系頂点の異変

今年1月の森の景色は例年と幾分違う。上の動画は珍しくヤマシギが地面をつつく様子。今年は地面をつつくハトやツグミを全く見かけないのだ。代わりに12月から1月にかけて、日が落ちるとホーホーとフクロウの声が聞こえていた。そしてつい一昨日も朝、マンションの公園の脇にハトの羽が散乱、フクロウのしわざではないだろうか。なぜ、フクロウだと確信したのかといえば、先日、来訪した野鳥の会に所属する友人が拾った羽を調べてくれて、確かにフクロウで、冬に鳴くのは繁殖期だからだそうだ。

モズが近くを飛び回る

ハトやツグミがいなくなったせいなのか、モズは近くで飛び回っている。そればかりではない。今日は、林縁でネズミか走るのを見かけた。フクロウを呼んだのは、何だったのか、去年、スズメバチが多かったがそれに惹かれたのか。色々想像してしまう。そしてそれは、植物の成長や分布にも大きな影響があるのだ。約10年前、オオタカが来るようになって、大型のヘビがめっきり減った。フクロウは、同じ猛禽類でもさらに高みに君臨している。

自然共生サイト管理人。樹木医。松戸市在住。羽黒派修験道 山伏先達。

2件のコメント

    1. 福島さん、コメントありがとうございます。私はトラツグミだと思ってたのですが、自然共生サイトに申請の時、ヤマシギだと言われがっくりしました。
      千葉県のレッドリストにはないんですよね。あの年は、ヤマシギがあちらこちらにいたので、不思議だなあとお思ってました。

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